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ヨガとピラティスの違いとは?自分にマッチしたエクササイズを見極めよう!
この記事をご覧の方で、正確にヨガとピラティスの違いを理解している方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか?
ご存知のように、ヨガとピラティスは共にマットの上でおこなうエクササイズとして定着していますが、どちらのレッスンが自分に向いているのか?
また、選ぶときに何か基準になるようなものはないのか?
お悩みの方も多いかもしれません。
今回の記事では、ヨガやピラティスに興味があるという初心者の方向けにわかりやすくご紹介できたらと考えています。
ヨガの特徴
まずは、ヨガの簡単な特徴をご紹介します。
ヨガはポーズをとったらキープするというような、静かな動きが多いです。
筋肉を緩めてリラックスをするといった感じです。
瞑想の時間を大切にしているヨガは『自分に向き合う事で心身の平穏を取り戻す効果がある』とされています。ます。
ホットヨガのような高温多湿の場所でポーズをとるヨガは、サウナに近い環境の中で大量の汗をかくことで、老廃物の排出を促進することができます。
『冷え性』の改善や、アンチエイジングに効果的だと言われています。
ヨガの聖地インド
「ヨガ」というと、マットの上でやるストレッチというイメージがありませんか?
ダイエットのために何か運動をしようと始めたのがヨガという方もいると思います。
インドで生まれたヨガは、実はインド人にとっては健康維持のためのものというわけではないのです。
ヨガの本質は『心と身体の調和を理解する』という考え方がベースになっています。
インドは仏教の聖地としても知られ、スピリチュアルな考え方を大切にしています。
瞑想によって心と身体を調和させて、呼吸を整えて初めてポーズ(アサーナ)が生きてくるという考えです。
紀元前2500年頃インダス文明で生まれたヨガは、今や世界中で支持されています。
健康維持のためのエクササイズという印象を持つ人が多いと思いますが、インドでは精神的な部分を非常に大切にし、自己と向き合うことに重きを置いているのですね。
2018年3月13日のNHKニュースによると、日本では現在650万人もの方々がヨガを生活に取り入れているそうです。
幅広い年代に愛されているヨガは、手軽に楽しむことができて、どこでも出来るところが人気のようです。
人気が定着する一方で、身体を動かすことにおいては気をつけなければならない点もあるので簡単にご紹介していきます。
レッスン中の怪我が増加
人気と比例して増えていくのは怪我です。
レッスン中の怪我やトラブルについての調査によると、ヨガをしていて怪我をした経験があるという方は、70%にもなるそうです。
その怪我の原因として15%の方が「インストラクターの不適切な指導」によると回答しています。
※2017年11月10日実施「」有効回答数89人">ヨガ練習中のケガに関する調査2017」有効回答数89人
ヨガにはたくさんの流派が存在しています。
瞑想が中心のものもあれば、赤外線サウナの部屋で激しい動きを取り入れておこなうヨガもあります。
ヨガの経験のない方が無理して激しい動きのあるレッスンに参加すれば、怪我につながることは間違いないでしょう。
ルールを作るのは難しい現状
ヨガ協会全体のルールを作ると言っても、流派がいくつもあるので難しいのが現状のようです。
ヨガスタジオの多くは体験レッスンを行っていますから、レッスンの前に体調についてインストラクターに伝えることも、トラブルを防ぐ対策の一つになります。
自分に合った内容のレッスンかどうかを見極める事が大事になりますから、ヨガ経験のない人は初心者向けのコースから始めるなど、無理のない範囲で楽しんで続けられるといいですよね。
人気のヨガ10種類
実はヨガといってもたくさんの流派のようなものが存在しています。
呼吸を整えることに重きを置いたものから、瞑想を中心としたヨガまでそれぞれ特徴があります。
簡単にご紹介していきます。
ハタヨガ
様々な流派の元祖と言えるのがハタヨガです。
ゆっくりと呼吸をしながら、無理のない範囲で一つ一つのポーズをとることによって、心身のリラックスができます。
精神的なストレスの緩和やうつ病にも効果があると言われています。
パワーヨガ
アシュタンガヨガの呼吸法に重点を置いたヨガが基本になってる、アメリカ発祥のヨガです。
全身を動かすヨガなので、身体能力の強化と集中力を高める効果があります。
パワーヨガでは腹式呼吸ではなく、胸式呼吸が用いられ、内臓機能を活性化させる効果があります。
ヴィンヤサヨガ
アシュタンガヨガから発生した、呼吸を安定させながら一連の動きを行うヨガです。
運動量が多いので、発汗や血液、リンパの循環を促進させるのでデトックス効果があります。
インストラクターの特徴も出やすいと言われているので、まずは一度見学して見ると良いかもしれません。
空中ヨガ
ヨガマットではなく、天井から吊り下げたハンモックを使ったヨガです。
リラックス効果や体幹トレーニングの効果があります。
逆立ちなどの逆転ポーズや難しいポーズが、肩や脊椎、頭部に負担をかけずに鍛えることができます。
溶岩ヨガ
マイナスイオンと遠赤外線効果で体を芯から温めるので、高温多湿のため発汗作用がすごいです。ホットヨガや溶岩ヨガよりも効果があると言われています。デトックス効果や美肌効果が期待できますが、体調に気をつけて水分補給をする必要もあります。
陰ヨガ
中国の思想である、「陰陽五行思想」からきた陰ヨガが注目されだしたのは2000年代初頭です。
深い呼吸と共に柔軟性を高めるポーズで筋肉をほぐしてリラックスすることができますから、就寝前におこなうのが効果的と言われています。
クンダリーニヨガ
精神面に効果があるクンダリーニヨガは瞑想要素が強いヨガです。
クンダリーニとは「気づきのヨガ」でヨガの中でも最も完成度が高いと言われています。
1分間に30回から60回の腹式呼吸を行うのが基本のため、体力や持久力アップの効果があると言われています。
ビクラムヨガ
平均室温40℃、湿度40%以上のスタジオで、世界共通のレッスンを行います。
インド・カルカッタ出身のビクラム・チョードリーによって創られたヨガです。
毎回同じ順番で同じポーズを行います。
内臓、筋肉、肌など身体全てに効果があります。
アイアンガーヨガ
様々な道具(ブロックやクッション、ストラップ、ベルトだけでなく、椅子や壁、ロープも活用)を使って心身の歪みをなくし、ストレスに負けないメンタルを身に付けることができます。
一つのポーズをじっくり行う為、陰ヨガと似ていると言えます。
カトナヨガ
ハタヨガから発展したカトナヨガは、ポーズを取りながら身体の動きなどについての理解を深めます。
ベルトや壁、ブロックを用いて、ワークショップのようなスタイルで行われ、中国の教えや漢方の要素なども取り入れています。
最先端のヨガスタイルといっても良いかもしれません。
ピラティスの特徴とは?
ヨガと共に人気のあるピラティスは、リハビリにも取り入れられている若い方から年配の方まで幅広く認知されているフィットネスです。
ハリウッドセレブやアスリートが取り入れているピラティスは、年齢を問わず運動が苦手でも無理なく始めやすいのが特徴です。
これまであまり運動をしてこなかったという方には、ヨガと比べると、始めやすいエクササイズだと感じるでしょう。
ピラティスは体幹を鍛えたり、筋肉を正しく使うのに効果的なエクササイズだと言われています。
ピラティスを続けることによって姿勢が良くなり、疲れにくい身体を作る事ができます。
筋肉が正しく使われるようになれば体の変化に敏感になることができるので、筋トレの効果もより効果的になると言われています。
動きはゆっくりとしたものですが、筋肉を付けることが可能です。
どちらかというと筋トレに近いですね。
心の安定やリラックス効果を求めるのであれば、ヨガの方が向いているかもしれません。
また、ヨガにはたくさん種類がありますから、目的に合わせて選択すると良いのではないでしょうか。
ピラティスはリハビリ目的のダンサーの人や、体内年齢の若返りを目指す人にも向いています。
ジムでのトレーニングやエクササイズが辛いという人には、ピラティスが向いているのではないでしょうか。
ピラティスを続けることでインナーマッスルが鍛えられますから、骨格の歪みが治っていきます。無理なく続けられるエクササイズがピラティスと言えますね。
ヨガとピラティスの違いとは?| YOGAの種類も理解して自分にあったエクササイズを!
今回の記事では、ヨガ(YOGA)とピラティスについて、これから始めてみたいという方向けにご紹介させていただきました。
年齢にもよりますが、身体はいきなり動かすと怪我の元です。
ゆっくりと少しずつコツコツとやることで必ず良い成果がついてきます。
焦らずに自分の体と向き合いながら、運動に励んでみてはいかがでしょうか?