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40年間以上、歯ブラシの開発に執念を燃やした人がいた!
今日はぜひとも紹介したい方がいたのでご紹介します。
その方のお名前は、歯ブラシ職人冨山英夫さん(65歳)です。
なぜ著者が紹介したくなったかというと、歯ブラシという低単価な製品開発に40年以上の歳月を費やしたという誰にも真似できない情熱を持っていたこと。
さらに、その情熱だけでなく、最高の歯ブラシを作りたいと40年以上も想い続けられたというその執念に頭が下がる想いがしたからです。
インターネットが普及したこの時代、なんでも情報が手に入りなんでも簡単に作れる時代だからこそ、ただひたすらに追求して出来たその商品は一級品としての価値があります。
今回は、冨山さんの歯ブラシとの歴史についてご紹介していきたいと思います。
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歯ブラシを作ろうと考えたきっかけ
今から40数年前、冨山さんは歯周病(歯槽膿漏:しそうのうろう)に悩まされていました。
この歯の病気は、虫歯の原因になったり歯茎から血が出たりするものです。
現代人の歯の病としても有名ですね。
冨山さんは当時、なんとか歯周病を治したいと常々考えていたそうです。
そしてある時にこう考えたそうです。
歯ブラシの形を変えたら、もっといい歯ブラシが出来るのではないか?
そして歯周病にも効果があるかもしれないと。
こうして冨山さんは1970年代初めに、新たな歯ブラシの開発に取り組む事を決意しました。
冨山さん20歳の時です。
冨山さんの苦労の歴史
もともと発明家を志すほど工作に熱中していた冨山さんは、この歯ブラシの研究を始めてから25年近くも試行錯誤を繰り返されたそうです。
当初は試作品を1本作るのに1週間もかかったそうです。
なんどもなんども試行錯誤を重ね、延べ数百本以上の試作品を作る日々の中で、ようやく現在の歯ブラシの原型が出来上がったそうです。
この時1997年、初めてから25年、四半世紀もの間、ほぼおひとりで研究を重ねられてようやく1つの答えに辿り着いたのです。
営業努力を繰り返し4年近くかけてようやく商品化に成功
ようやく完成形を見出した冨山さんは、そこからご自身で地道に営業活動を繰り返されたそうです。
時には、営業先で冨山さんの目の前でその歯ブラシを捨てられた事もあったそうです。
それでも冨山さんは諦めず製品のメリットを伝え続けました。
そして2001年、ようやく製品化まで辿り着いたのです。
その時、冨山さんは ”使えば分かる” と信念を持って営業活動をされていたそうです。
爆発的な大ヒットまで時間はかからなかった
ようやく製品化したこの歯ブラシに、ある時チャンスが訪れます。
それは、通販番組で冨山さんが開発された歯ブラシが紹介される事になったのです。
放送終了後、その性能の良さを知った方から購入依頼が殺到することに。
その結果たった1日で数万本と言う、驚異の本数の注文が入りました。
翌年には「2001年上半期ベストヒット商品」になるまで爆発的な大ヒットを記録します。
さらに歯科医院でも歯垢の除去や毎日の歯茎のケアに、この歯ブラシを推薦しているところも多く出ています。
そして70万人以上の方から愛されることになったこの歯ブラシですがその名前は
「ころころ歯ブラシ」と言います。
売れると信じていた冨山さんは大量の商品を確保していた
通常、売れていない商品を大量に在庫を抱えるのはリスク以外のなにものでもありません。
商品の在庫を抱えていれば、企業であれば資産とみなされ税金の対象となる事もあります。
冨山さんはそのようなリスクも承知で、在庫を抱えその注文数に対応してみせたのです。
人気商品であったとしても、在庫切れになれば他の類似商品を購入したりするケースもあったはずです。
機会の損失を防いだ、冨山さんのビジネスセンスが光った瞬間ではないでしょうか。
しかしその後は、製品の完成度の高さは他がマネできるモノではなく、他を圧倒した結果、消費者のニーズは爆発し、すぐに売り切れとなりました。
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なぜ1本1800円する歯ブラシがこれほどまでに売れるのか?
【Point1】各国※の国際特許も取得の回転ブラシ!
独自のローラー型歯ブラシは、軽く当てて転がすだけで、スムーズに回転!
歯磨きと歯ぐきマッサージを同時に行い、歯ぐきの健康をサポートします。
さらに、歯ぐきをマッサージすることで自然と唾液も出るため、うるおいが保てます。
【Point2】4,000本以上の高密度超極細毛!
4,000本以上もの超極細毛が密集しているので、回転ブラシを転がすだけで歯ぐきを優しくマッサージし、いらないものをキレイに流してくれます。
さらに、優しく転がしながら磨くことで、口臭の原因である舌の汚れも取り除きます。
【Point3】人間工学に基づき設計された握りやすいグリップ!
曲線を描いたグリップは、職人の「子供から大人まで歯ぐきに悩むすべての人に使ってもらいたい!」という想いから実現。
余計な力を入れずに優しく磨くことができ、疲れにくく手を痛めない設計。
歯の汚れを落とすだけでなく、大事な歯茎のマッサージも同時におこなうことが出来ます。
ご自身も歯周病で悩んでいたので、もちろんこの歯ブラシを変わらず今でも愛用されています。
世界各国で特許を取得世界で販売される 「ころころ歯ブラシ」
各メディアや新聞などで取り上げられたころころ歯ブラシは、アメリカや中国といった世界各国でも特許を取得し幅広い層に支持され、日本だけではなく世界中の人がこの歯ブラシを使っています。
特許取得番号
日本 特許第3981290号
アメリカ 7.364.241
韓国 871302
香港 051100956.6
中国 ZL03802788.7
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「ころころ歯ぶらし」を産み出した男のまとめ
ここまでは冨山さんの人生の大部分をかけてお作りになられた歯ブラシのご紹介をさせていただきました。
毎日使うものだからこそちゃんと良いものを使いたい。
ごく当たり前のことでも、しっかりと応えられる製品はなかなかありません。
しかし、40年以上もの間、真剣にお作りになられ70万人以上もの方が愛用したこの結果は、決して伊達ではなく、間違いない良品と言えましょう。
今でも冨山さんは、自分と同じ悩みを持つ人に使ってもらいたいという想いで、ご自身もころころ歯ブラシの製造現場にたってお作りになられています。
消費者の潜在ニーズを掘り起こした、まさに長年の研究の成果が出た、非常に想いの詰まった職人技といえる歯ブラシと言えましょう?
いつまでたっても健康できれいな歯をぜひ実現すめに、ぜひとも1度このころころ歯ブラシを試してみてはいかがでしょうか?
70万人以上が愛用!40年以上歯ブラシ製作に命を懸けた末、産み出された歯ブラシの集大成。